人間は睡眠中にコップ1杯分（約200cc）の汗をかきますが、日本人は海外の人と比べて寝具をこまめに洗濯したり交換する頻度が少ない傾向にあります。

日本人の半数以上が1ヵ月近くシーツなどを洗濯しないという調査結果があります。

2週間ずっと使いっぱなしのシーツの表面には、約2000匹ものダニが発生しています。

布団の中は、汗だけでなく皮脂やフケ、垢といった人間の体から出る汚れがたくさん付着するエリアです。

こうした不衛生な環境は、嫌な臭いの原因になるだけではなく、ダニまでも引き寄せてしまいます。

ダニの餌となるものがたくさんあり、生息しやすい環境になっているからです。

布団の内部には、数万匹から数十万匹ものダニが潜んでいるといわれています。

家の中には4～5種類生息していますが、その中で最も多いのがチリダニで、暖かくて湿度の高い場所を好むことから、家の中でも布団の中に一番多く潜んでいます。